社会的影響
社会貢献
社会への貢献が、会社の業績につながります。
オーチスは、世界各地の71,000人の社員が互いの結びつきを強め、コミュニティのより多くの人がより高く、より速く、よりスマートな世界で豊かに暮らせるよう尽力しています。
オーチスにとって最も有意義であり、専門性を活かして社会に大きな影響を与えることができる分野に投資やボランティア活動を行っています。具体的には、STEM(科学・技術・工学・数学)教育や社会的公正の推進、活力あるコミュニティづくりなどです。私たちは、社員の安全とウェルビーイングを重視し、自然災害や人道危機が発生した際には救援活動を行っています。
STEM教育
オーチスのSTEMプログラムは、学習課程の重要な段階で学生に働きかけ、STEMへの生涯にわたる関心をかき立て、業界内外における人材不足の解消を支援します。私たちの目標は、未来の労働力を築くために、2030年までに15,000人の学生にSTEM分野の教育と職業訓練を行うことです。
幅広いプログラムを通じて、オーチスが学生たちにどう関わっているか、次の例をご覧ください。
Made To Move Communities™
高校生・大学生向け
オーチスを代表するプログラム「Made To Move Communities™」は、実際のモビリティ課題に対するSTEMベースの独創的な解決策を募集する、世界的な学生コンテストです。2020年以降、オーチスのメンターは、8週間の指導プログラムを通じて、数百名の高校生や大学生に質の高いSTEM教育を提供してきました。20の国と地域の学生が、新型コロナウイルス、高齢化、気候変動など、コミュニティのモビリティに影響を及ぼす数々の問題を解決してきました。
MTMCの詳細をご覧ください。STEMへの関心とスキルを育てる
小中学生向け
低年齢の学生(8~12歳)に対しては、オーチスのボランティアが、STEMキットを使った実践的な体験プロジェクトを学校、放課後プログラム、コミュニティグループなどに提供し、さらに多くの生徒に働きかけています。このプログラムは、全米各地に加えて、最近はブラジルでも実施されています。
リトル・エンジニアを育てる
小学生向け(低学年)
オーチス香港の社員は、2010年以来、「リトル・エンジニア」プログラムを通じて現地の学生に工学の知識を教え、STEM分野の能力を引き出すお手伝いをしてきました。オーチスのボランティアは、このプログラムを支援するために、中華基督協会協和小学校の図書室にSTEMコーナーを開設しました。
経営陣からのメッセージ
寄付金
私たちは、コミュニティ助成金プログラムを通じて、STEM教育と社会的公正の推進や、活力あるコミュニティづくりに尽力しています。2025年までに、世界の寄付金の総額の50%を、STEMプログラムに提供します。
社会的インパクトの例を、ご覧ください。
次世代のイノベーターへの投資
アジア財団とカンボジア・デジタル技術アカデミー
オーチスAPAC(アジア太平洋地域)は、アジア財団およびカンボジア・デジタル技術アカデミーの大学生と提携して、イノベーションに重点を置いた3カ月間のロボットコンテストを開催しました。
社会的公正とインクルージョンの推進
スペシャルオリンピックス
オーチスの社員は世界中で、スペシャルオリンピックスに参加するアスリートを精力的に支援しています。スペシャルオリンピックスは、身体的障害や知的障害のある人たちに年間を通じてスポーツトレーニングを提供しています。オーチスの社員は、夏季・冬季大会でコーチやボランティアを務め、頑張るアスリートを応援するために資金を集めています。
被災した社員への支援
オーチス社員災害救援基金
オーチス社員災害救援基金では、大規模な自然災害や人道危機の発生後すみやかに支援金を提供しています。社員にも基金への寄付を呼びかけるとともに、被災した場合は援助を申請するよう促しています。
基金に寄付する社員の善意を支援
マッチング寄付
世界中の善意ある社員を応援するため、マッチング寄付プログラムを積極的に拡大しています。14カ国において、オーチスの社員が要件を満たす慈善団体に寄付した場合、それと同額を会社から寄付しています。
ボランティア
2030年までに、STEM教育、社会公正、活力あるコミュニティづくりを支援するため、社員が50万時間のボランティア活動を行うという目標を定めました。毎年開催されるボランティアチャレンジを通じて、幅広い地域・部門の熱意ある社員がコンテストに参加し、コミュニティに貢献した活動時間を記録しています。こうした努力が、目に見える社会的インパクトを生み、この10年の私たちの目標を進展させています。
社会的インパクトの例を、ご覧ください。
オーチス アメリカ
驚くほど高い住居費・交通費や、近年の景気低迷が相まって、食べる物にも困る家族が増えています。オーチスの社員は、フードバンク Feeding Palm Beach Countyで食料や日用品の仕分けに協力することで、この差し迫ったニーズに対応しました。
オーチス APAC(アジア太平洋地域)
日本オーチスは2017年以来、東京大学医学部付属病院の敷地内にあるドナルド・マクドナルド・ハウスを支援するボランティア活動を行っています。この施設は、病気で治療が必要な子どもの家族のための滞在施設です。ボランティアは、エントランスなど人通りが多い場所や、ゲストルーム、エアコン、バルコニーなどを、1日かけて清掃し、ご家族がより快適に過ごせるようサポートしています。
オーチス 中国
STEM分野のキャリアに進む女性を応援し、その女性の数を増やすために、オーチスのボランティアは、奨学生へのメンタリングを実施しました。これまでに約160人の理系の女子大学生が、助成金、オーチスの女性メンターによるサポート、今後のインターシンップや雇用機会の提供などを通じて、このプログラムの恩恵を受けました。
オーチス EMEA
オーチス スペインは10年程前から、レガネス工場周辺で「連帯レース」を開催しています。このイベントで集めた資金は、アナ・カロリーナ・ディス・マホウ財団のPrimera Estrellaプログラムに寄付されます。これは、ミトコンドリア異常による遺伝性神経筋疾患の子どもとその家族を支援するプログラムです。700人以上のオーチスの社員を含むあらゆる年齢の900名以上の方が、対面及び、今回初となるオンライン形式でレースに参加しました。
オーチス グローバル
オーチス グローバルの法務部と米国コネティカット大学ロースクールの職員と学生が協力して、「Lifting the Law Program」を通じて、Boys and Girsl Club of Hartford(ハートフォード少年少女クラブ)のメンバーに、法律と法曹職について教えました。8週間のプログラムの最後には、ロースクールを訪問し、模擬法廷で説明を受けました。
人とコミュニティの目標
未来に目を向けると、私たちは、事業を展開する200のコミュニティと地域において、前向きで持続可能な、インクルーシブで倫理的なつながりを築かねばなりません。善い行いをすることが、企業としての業績につながると信じています。それが、企業の社会的責任の本当の意味なのです。私たちは、社会的インパクトに関する戦略を通じて、人とコミュニティに対する以下のESG(環境・社会・ガバナンス)コミットメントに向けて取り組んでいます。これが、2030年に向けたコミュニティエンゲージメント目標です。
人とコミュニティ
社会へのインパクト
2030年までに、STEMに焦点を当てた学習と職業訓練のプログラムを通じ、世界15,000人の学生の生活を向上させ、未来の労働力の構築を支えます。
人とコミュニティ
寄付活動
2025年までに、世界の寄付金の総額の50%を、科学、技術、工学、数学(STEM)プログラムに提供します。
人とコミュニティ
ボランティア活動
2030年までに、コミュニティ、STEM教育、社会公正の取り組みを国際的に支援するため、社員が50万時間のボランティア活動を行います。